ごあいさつ
今の時代、子どもたちの教育は何を求められているのでしょう?
時代や環境によって、子どもたちに必要なことは違ってきます。また、子どもたちは日に日に成長していきますので、日々教えることも変わっていきます。そんな中で、風花学園にきた6年間で子どもたちに絶対に伝えたいことがあります。それは、「あなたたちはたくさんの人たちに愛されている。」ということです。私たちが子どもたちと携われるのは、たった6年間です。子どもたちにとってはそのあとの時間の方がはるかに多く、小学校・中学校・・・成人し、就職し、きっとその先には、たくさんの辛いことなどもあるでしょう。その時に、自分には助けてくれる人がそばにいる。自分は愛されている。という気持ちがあれば、きっとどんな困難に出会おうとも、立ち向かっていく勇気が湧いてくるのではないかと思います。
風花学園は、小規模な園です。全員の先生が子たちのひとりひとりの名前を呼び、ぎゅーと抱きしめ、たくさんの愛情の中で集団生活の第一歩を踏んでもらいたいと考えております。どろんこあそび・異年齢の関わり・日本の四季が感じられる園行事、ひとつひとつの活動を丁寧に行い、子どもたちの興味や関心・創造力を膨らませ、「愛されている」という心の基盤の上に、更に、豊かさを育んでいます。元気に挨拶が出来る子・いっぱい笑う子・自分の気持ちを伝えられる子・ごめんなさい、ありがとうが言える子。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、幼児期には幼児期に学ぶべき、当たり前のことがあり、それを飛び越しては、難しい知識を正しく使うことができません。今は、難しい知識が先に入り易い環境でもありますので、風花学園では、生活習慣の自立はもちろん、マナー、友達とのコミュニケーション、そんな当たり前のことを大切に大切にしています。
代表理事 岸本 恵子